四季旅遊

山あげ祭
2009年7月25日

国の重要無形民俗文化財
450年の伝統 日本一の野外劇

今から約四百五十年前の昔、永禄三年当地方に疫病が大流行し、時の烏山城主那須資胤(すけたね)がこの災疫を避ける為、牛頭天皇(ごずてんのう)を八雲神社にお祀りした。その祭礼には、当初、奉納余興として、相撲や神楽獅子等が行われていたが、やがて常磐津所作の「山あげ」が行われるようになり、今日のような全国でも類似をみない絢爛豪華な野外歌舞伎になった。主な出しものとしては、「将門」「戻り橋」「蛇姫様」「吉野山」「関の扉」などがあります。
 この「山あげ」は、六町内が年番で毎年七月の第四土曜日を含める金曜、土曜、日曜の三日間行われ、一日数回場所を変えて上演されます。
栃木県那須烏山市 
山あげ祭は 全国でも類似をみない絢爛豪華な野外歌舞伎で すべての人に恵みがありますように 願いを込めて山をあげる

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450年の歴史を誇る八雲神社例大祭の奉納行事
舞台の左には花道ができ、花道の後ろには御拝(向拝・屋台の飾部)が置かれ、荘重さを加えます。
舞台の右は太夫座であり、舞台の後方には橋(松)、波、館、前山、中山、大山が遠近よろしく立てられます。
(山を立てることを山をあげると言う。)これらの山には山水が描かれ、四季の情趣が豊かに現されます。
こうして、巾は道路巾8メートル、奥行き100メートル、高さ20メートルに及ぶ巨大な野外演舞場が
できあがります。ここで常磐津に合わせて、それぞれの歌舞伎舞踊が演じられます。

【みどころ】
山は所作狂言(おどり)の背景で、観客の前に据えられた舞台から道路上約100メートルの間に大山(おおやま)、中山(なかやま)、前山(まえやま)、館(やかた)、橋、波などが配置されます。これらの装置には仕掛けが施され、上演中はその進行に伴い、木頭(指揮者)の拍子木を合図に様々に変化し、観客の目を楽しませてくれます。所作狂言が終われば、すべての道具類は片付けられ、次の上演場所まで移動します。この一連の作業を行うには、約150人の若衆が必要とされ、その一糸乱れぬ団体行動の妙技と、炎天下の中、踊り娘達が常磐津の三味線にあわせ美しい舞を披露する姿は一見の価値があります。

山の配置図