四季旅遊
季節 紅葉

外 苑 い ち ょ う 並 木 明治神宮外苑
2 0 1 2 年 1 2 月 3 日 撮 影 アクセス 東 京 メ ト ロ 銀 座 線 外 苑 前 駅
外苑いちょう並木は都内でも有数の紅葉スポットです。146本のいちょう並木が黄葉すると黄金色のトンネルとなり、その先に外苑のシンボルである聖徳記念絵画館があります。落葉すると黄色の絨毯となって訪れる方を楽しませます。

外苑いちょう並木は、1908(明治41)年に宮内省南豊島御料地内(現在の明治神宮内)の苗床にまいた種子が成長したもので1923(大正12)年、樹高6メートルほどに成長した1600本の苗木の中から選び樹形を整えた146本を、青山通りから下り勾配に従い樹高順に植えるなど遠近法を活用し造られた。4年に1度、1月〜3月にかけて樹姿を円錐三角形に整える枝切りを行っている。
青山通りから円周道路までの約300メートルに及ぶ並木道には現在、イチョウの木146本が9メートル間隔で植えられており、一番背の高い木で28メートルに達する。並木道には親子連れ、カップル、ペットを連れた人など多くの人で賑わう。

 

   








銀杏並木
○いちょう(銀杏・公孫樹)
銀杏は、現存する最も古い前世界の植物の一つです。地質学上、古生代の末期(1億5千万年前、巨大な恐竜が棲息していた時代)に地球上に広く分布し、生育していた樹種です。従ってその化石の発見は極地より南北両半球、中国日本にまで及んでおります。氷河期の到来により多くの地方では、銀杏樹は絶滅いたしましたが、温暖な気候を保ち得た中国では死滅をの免れ、生育を続けて現在に至っております。
日本の銀杏は、この中国より渡来した樹種で、現在では街路樹・防火樹・庭木としてひろく植えられてり、「東京都の木」ともなっております。
○並木の総本数は146本(雄木44本・雌木・102本)
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4並列の銀杏の大木が作り出した、世界に誇り得る銀杏並木の景観。これを通し、正面に白亜の絵画館を望む人工自然美の素晴らしさ。若葉・青葉・黄葉・裸木と四季折々の美しさ。長年にわたる管理、手入れの良さが見事な樹形を作り出しております
。この、明治神宮外苑は大正15年(1926)10月22日の創建でありますが、その苑地造成に当たり、青山通り正面からの直線主要道路は、左右歩道の両側に植樹帯を取り、銀杏樹をもって4条の並木を造成することになりました。
これは銀杏樹が、樹姿端正・樹高よろしく・緑量お豊富・気品高く・公害にも強く、威厳を保ちつつ年間を通しての来苑者に好景観呈示し、外苑の広幅員街路の並木として最適なものとの考えによるものです。
この外苑の銀杏樹がこの世に実生えたのは、造園界の泰斗・折下吉延博士(外苑造成時の庭園主任技師・昭和41年86歳で没)が、新宿御苑に奉職中の明治41年(1908)新宿御苑在来木の銀杏樹から銀杏を採集し、これを種子として代々木の宮内省南豊島御料地内(現在の明治神宮内苑)の苗圃に蒔いたことによります。その後、苗圃の木々はすくすくと成長し、その数1600本にもなりました。
外苑造成に当たり、この銀杏樹を採用することになり、概に樹高6メートル内外に成長していた、これら多数の中より候補樹を選抜し、更に並木として適確になるよう、年々樹形を整えてきたものを、大正12年(1923)に植栽したものです。
直路4条の並木と、途中西折して女子学習院正門(現秩父宮ラグビー場)に至る2条の並木も同時に植えられております。最高28メートル・目通り周り2メートル90センチ、最低17メートル・目通り周り1メートル80センチのものを、樹高順に青山口より降り勾配に従って植えられております。絵画館を眺む見事な遠近法の活用です。
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この銀杏が、苗圃で実生えてより98年、外苑に植栽されてより早や83年、このように雄大に・見事な樹形を保ちつつ成長しております。銀杏は植生の環境、手入れが適当であれば、その成長がいかに偉大であるかを、如実に物語っています。
樹木の運命は、その立地の適不適によって決められるものでしょうが、よき所で、よく育てられ、よき場所に植えられた樹木ほど幸運なものはないでしょう。同じ時期に、同じ苗圃で育てられてきた、これら多くの兄弟木は、世にも希なる幸福な樹木といえましょう。今後幾百年これらの兄弟木の銀杏は、生長に生長を続けて老大成し、その偉大なる雄姿を発揮し、外苑々地と融和し、我々に見事な人工自然美を楽しませてくれることでしょう。
平成18年記                             明治神宮外苑
※出典〈銀杏並木解説板より〉